2010年9月16日8:44 AM

以前、新人マーケを狙う商売というタイトルでも触れたのですが、「取材です」といいつつも掲載料を聴取する商売があります。いわゆる「取材商法」です。

昔はどこにも売っていない月刊誌に社長と芸能人(最近テレビでは見かけない人など、一昔前の芸能人で、全国区の知名度のある人や元スポーツ選手)との対談を載せるから、一部お金を負担してくださいというものでした。

最近は、紙ではなくそれがWeb媒体になっています。聞いたことのないサイトに取材記事が掲載されます。また、芸能人による取材ではなく、社長のビデオを撮って、ネットで配信しますよというパターンもあり、いろいろとバリエーションに富んでいます。

ペイドパブ(記事体広告:記事のようなデザインの広告)であれば有料なのは当たり前ですが、無名な、誰も読んでいないメディアに、有料で広告(記事)が掲載されても、何の効果もありません。効果があるどころか、

「あ、この取材に金を払ったということは、無知だな。営業したらうちのメディアにも有料で、出てくれるな」と思われ、営業電話が増えてしまいます。

Googleで「取材商法」で検索すると、どのような媒体があるのかが容易にわかります。

もし、聞いたことのない媒体から「取材の依頼」という連絡が来たら舞い上がらず、どんな媒体なのかを相手に聞くだけでなく、検索して調べてみる必要もありそうです。

特に中小企業を中心に営業電話やメールがあるようなので、注意が必要です。

 

トラックバックURL

2 件のコメント

  1. 雨宮 says:

    切り込みましたね。素晴らしい。

    数年前はよく電話かかってきました。
    稲川淳二さんとか小柳ルミ子さんとか。
    サイトを見ると登録されているインタビュアー(芸能人)のリストが見られたりします。

    ブログ仲間の中小企業の社長でも喜んで「取材を受けて本に載りました」とか書いているのをみると頭を抱えてしまいます。

  2. 目黒広報研究所 » Blog Archive » 断ったほうがいい取材もある(受け身広報の抱えるリスク) says:

    [...] オがウェブに公開され(または雑誌に出た)が、見てみると無名な小さい会社のインタビューだけが載っているメディアだった。(ご参考:え?芸能人が取材に来るの?取材商法に注意) [...]